パーツごとに作られ、磁土で貼り付け一体となった人形は、素焼き、施釉(うわぐすりをかけること)、本焼成を経て、人形絵付部門に回されます。ここで歴史に忠実に、ひとつひとつ絵付され、金彩も加えられ、仕上げの焼成を行ないます。 焼成後、金の部分をめのうの棒で磨き、完成されます。 人形制作においては、石膏型を使用せず、手びねりだけで作り上げるものもあり、人気をよんでいます。人形制作者には300年前の人形も、現代の人形も、すべて作れる技術と芸術的感性が要求されます。