MEISSENメモ(122):「芸術の発展をめざすグループ」のご紹介
「芸術の発展をめざすグループ」をご紹介いたします。
「芸術の発展をめざすグループ」は、戦後の廃墟の中から立ち上がり、マイセンを復興させるために1960年代に結成され、
5人のアーティスト達が、寝食を忘れて新しいデザインの開発に取り組みました。
メンバーは、夢あふれる絵柄を数多くデザインしたハインツ・ヴェルナー教授、
現代マイセンのテーブルウェアで用いられている多くのフォームを作り出した造型家のルードヴィッヒ・ツェプナー、
文学作品をテーマにユーモラスな人形を生み出した彫朔家のペーター・シュトラング、
長老としてリーダー的存在であり、抽象と具象を組み合わせた作風に特徴のある絵付師、ルディ・シュトレ、
そして伝統的な絵付方法を超え、独創的な手法の絵柄を考案したフォルクマール・ブレッチュナイダー。
彼らの名は、伝説的な憧れと尊敬をもって語られており、
その精神は後継のアーティストたちによって、今も受け継がれています。
ハインツ・ヴェルナー教授(1928-2019)
ルードヴィッヒ・ツェプナー(1931-2010)
ペーター・シュトラング(1936-2022)
ルディ・シュトレ(1919-1996)
フォルクマール・ブレッチュナイダ(1930-2024)