現代マイセンの偉大なアーティスト、ハインツ・ヴェルナー教授が考案した「水辺の狩」シリーズをご紹介いたいます。
このシリーズは1970年代に生まれました。
水辺に集まる水鳥たちが独特のタッチで描かれ、狩人の視点で捉えた静かな光景です。
生い茂る緑の葦がこのプレートに野趣を与えています。
この「緑色」はマイセン古来の色である「染付のグリーン」（「ワインリーヴ」シリーズの緑がその代表的な色）です。
ヴェルナー教授は、この「染付のグリーン」と上絵付のコンビネーションに注目し、見事な組み合わせを成功させたのです。
緑と茶色、というおさえた色調と、絵画的な個々のシーンが、他に類を見ない独特の世界を作っています。

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