MEISSEN マイセン:花瓶「アラビアンナイト-魔法の馬」のご紹介
戦後のマイセンを牽引したアーティスト集団「芸術の発展をめざすグループ」のメンバーであったルードヴィッヒ・ツェプナー(1931-2010)、ペーター・シュトラング、ハインツ・ヴェルナー教授の3人が協力して作り上げた大花瓶です。ツェプナーが花瓶のフォームを、シュトラングが人形の原型を、そしてヴェルナー教授が絵付のデザインをしました。空飛ぶ魔法の馬で舞い上がるカップルとそれを追いかけようとする人々が表現されています。絵付は下絵付と上絵付を組み合わせて、見事な色合いを生み出しています。雲の動きや風の速さを生き生きと表した筆の見事さと共に、細部にいたるまで描き尽くされた細密画の妙味は見飽きることありません。現在も、憧れと尊敬の存在であるアーティストたちの成型、人形造形、絵付を集結させた貴重な本作は、逸品作品として今なお受け継がれる一つの「物語」となっています。
レース状のカーテンやふんだんに用いられている金色は全体を引き締め、壮大な統一感を与え見る者を圧倒します。