水彩画のような印象をあたえる瑞々しいプラークには、素焼きの磁肌に直接「水溶性顔料」で描く技法が用いられています。グラデーションのかかった空の美しさは上絵付だけでは表現できません。吸水性が高い素焼きの段階で色をのせるため、地肌が顔料を吸い込んでしまい、どこからどこまで絵付したか、わからなくなってしまうそうです。今回はそんなマイセンの長年の経験と高い技術によって生まれた三つのプラークをご紹介いたします。いずれもマイセン磁器初期の歴史にゆかりのあるドイツの名所がテーマです。ドイツ旅行の際に行かれた方もあるかと思いますが、ベルリンの「シャルロッテンブルク宮殿」と「ジャンダルメンマルクト」、そしてポツダムの「サンスーシー宮殿」が描かれています。