MEISSEN マイセン:ユーモラスな人形「雄ヤギに乗った仕立屋」のご紹介

18世紀の宮廷は洒落たエスプリと辛辣な風刺に満ちた世界でもありました。その頃に生み出されたユーモラスな人形「雄ヤギに乗った仕立屋」をご紹介いたします。天才的造形家、ケンドラーが1737年に原型を作りました。いたずら心が含まれた招待とは知らず、宮廷の晩餐会に雄ヤギに乗り意気揚々と出かける仕立屋の姿が滑稽に表現されています。一介の職人がモチーフとなった理由はわかりませんが、「マイン磁器とその寓意」という本にはこのような話があります。「宮廷おかかえの仕立て屋が、報酬の代わりに宮廷の食事に列席させてほしいと頼んできたので、意地の悪い臣下がある彫像の制作を注文をしました。食事の当日仕立屋が見たものは何だったのでしょう。それは立派な食卓にのせられた雄ヤギに乗った自分とそっくりの人形でした。」細部にまで面白い工夫を凝らした造形が見どころです。
人形「雄ヤギに乗った仕立屋」
品番:76015/900380、高さ:約43cm

何も知らずに燕尾服を着て意気揚々とヤギにのり宮廷に向かう仕立屋。ただ臣下が意地悪をしたのには理由があり、「その服はこうしたら良いよ」と仕立屋に教えてあげたから、とも言われています。
仕立屋だけでなく、ヤギもお揃いの金縁の眼鏡をかけています。さらにヤギの顏も仕立屋本人とそっくりに作られています。
ヤギの角には、仕立屋の道具「アイロン」がひっかけられています。
エナメルと想われるブーツの質感や、波打つヤギの毛並みまで見事に表現されています。
針の頭まで繊細に作られており、当時から継承されているマイセンの技術の高さが伺えます。

人形「雄ヤギに乗った仕立屋(小)」

品番:73011/900380、高さ:約21.5cm

1737年に最初に原型が作られた後、1740年には半分くらいの小さい人形も作られました。人生の悲喜劇を描いた「雄ヤギに乗った仕立屋」はマイセンの傑作のひとつであり、「テーラー」と言えばマイセンではこの人形をさし今日も愛され続けています。
仕立屋は裁断バサミを持ち得意満面としています。背中の桶にいる二匹の子ヤギもウィットが効いています。
ヤギは手綱とともにアイロンをくわえています。

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