MEISSEN マイセン:世界限定作品「四大陸群像」のご紹介
18世紀半ば、マイセンでは当時好まれていたテーマによって数多くの小さな磁器人形が生まれました。
古典古代の神話的世界、聖人たちの伝説、エキゾチックな異国の風景などです。
特に人気があったのは「大陸」というテーマでした。
本作品の「四大陸群像」の原型は造形家、フリードリッヒ・エリアス・マイヤー(1723-1785)が1755年頃に制作した作品で、「ヨーロッパとアメリカ」「アジアとアフリカ」を二組の天使で表現しています。
それぞれの大陸を象徴するものをもった天使が、貝殻や岩を模したロカイユ装飾の台座の上で向き合っています。
ヨーロッパは宝珠を、ワニにまたがったアメリカは弓と矢を、ライオンに後ろ向きに座ったアジアは弓張り月を手に、そしてアフリカは象牙を被り自分自身を表わしています。
色彩に富んだ絵付が人形の表情や身振りを生き生きとさせ、かつても今も同じように私たちを旅へのファンタジーに誘います。
四大陸群像「ヨーロッパとアメリカ」*世界限定作品
品番:70586/900384、高さ:約13.5cm
ヨーロッパを表わした天使は、帝国の象徴である宝珠を掲げています。
四大陸群像「ヨーロッパとアメリカ」
アメリカを表現した天使は、ワニにまたがり弓と矢を持っています。
人形の台座などによく施されたロカイユ装飾は、ロココ時代にマイヤーが流行させたと言われています。
四大陸を象徴するさまざまな付属物や動物が見どころです。
四大陸群像「アジアとアフリカ」*世界限定作品
品番:70585/900384、高さ:約13.5cm
アジアを表わした天使は、ライオンを背にして弓張り月を持っています。
四大陸群像「アジアとアフリカ」
アフリカを表現した天使は、象牙を身につけています。
世界の広がりが感じられた18世紀ならではの珍しい作品です
豊かなコントラストで彩色された背景によって、天使たちは互いに魅力的な緊張感を醸し出しています。
▲人形「宮廷の楽隊」
フリードリッヒ・エリアス・マイヤー(1723-1785)
Friedrich Elias Meyer
彫刻家としての才能は父親譲りで、マイセンに入ると間もなく、マイセン初期の天才造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーの右腕として活躍。
「宮廷の楽隊」などを手がけ、ロココ様式時代の申し子とも言われていました。
それまでの人形の重々しい台座に、貝殻からとったロカイユと呼ばれる軽やかな装飾を施して評価されました。
彼の150体を越す人形はどれもほっそりとしていて顔が小さく、ロココ様式の雰囲気を十分に伝えています。