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マイセン絵付師ケルスティン・ヘンチュ氏 インタビュー

2015年5月、マイセン磁器製作所の絵付師、ケルスティン・ヘンチュさんが、そごう横浜店と玉川タカシマヤで開催された絵付の実演ために来日しました。実演会ではお客様のご希望の絵柄を描き、お客様も興味深くご覧になり、お話しもはずみ和やかなひとときとなりました。 卓越した技術を披露したヘンチュさんのインタビューをご覧ください。


▲実演中のケルスティン・ヘンチュ氏
ケルスティン・ヘンチュ氏 プロフィール
Kerstin Höntsch

1970年生まれ。 マイセンの絵付師であった母から手ほどきを受け、マイセン養成学校入学前から マイセンの絵画教室に通う。
1987年~1991年 マイセン養成学校(花、果物画)
1995年~1996年 自然主義の花絵付習得
自然主義の絵付マイスターとして大プラークや世界限定作品などを手掛ける。 趣味は油絵、水彩画、山歩きなど。



*マイセン倶楽部会員の皆様にお送りしています「マイセン・ワールドニュース2013年12月号」に、ヘンチュさんの海外での絵付の実演の様子が掲載されています。
▲実演風景
▲手元の拡大 フルーツの絵柄

- いちばん好きな絵柄は何ですか?それはなぜですか?

ケルスティン・ヘンチュ氏(以下H・K):いちばん好きな絵柄は、なんといっても私がずっと描いている自然主義の絵付です。花や果物を描くのはとても楽しいですね。黄色いブドウ、赤いイチゴ、桃…果物はすべて好きです。花ならイングリッシュ・ローズがいいですね。私が描いた果物を、「ああ、食べたい!」と思って見てくれたら嬉しいですし、バラを描くなら、その匂いが感じられるようなバラを描きたいと思っています。


- 一番印象に残っている作品や楽しかった作品、また難しかった作品は何ですか?

H・K:今まで描いた中で特に印象的だったのは、ブレッチュナイダーさんのチームの一員として制作した大きな壁絵です。これは歴史的な花の絵をモチーフにした、2.5m×1.2mのとても大きなもので、数ヵ月かかりました。難しかったですが、大変やりがいのある仕事でした。


- マイセンで抱いていた日本や日本の磁器のイメージと、実際来日してからの日本の印象はどうですか?

H・K:これまで日本に抱いていたイメージと実際に来てみて感じたことの違いはまったくありません。というより、私が思っていたことを確認した、といったほうがいいかもしれません。日本人の礼儀正しさ、親切さ、小さなことへの心配り…、そうした細やかな思いやりを改めて確認したという感じです。

▲実演風景(焼成前、鉛筆での下書きあり)
▲実演風景(焼成後、鉛筆での下書きが消え、色が変化している)
▲手元の拡大 フルーツの絵柄

- 今後、挑戦をしてみたいことはありますか?(描きたい絵、それ以外でも)

H・K:今回初めて日本に来て、いろいろな風景や建物を見てインスピレーションを得ました。日本の思い出に、これを油絵かパステルで描いてみたいと思います。


- 日本のファンにメッセージをお願いします。

H・K:絵付の実演をすることは、マイセン磁器を真に理解してもらうこと――、つまりマイセンのメッセンジャーになることだといわれて日本に来ました。私はこれからもマイセンの使者として、日本の皆さまにマイセンの絵付がどのようにして施されるか、その素晴しさをお見せしたいと思っています。