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マイセンのアーティスト、アネット・ゲルナー氏によるインタビュー

2019年9月、マイセン磁器製作所のアーティスト、アネット・ゲルナー氏が、阪急うめだ本店で開催された絵付の実演のために来日しました。ゲルナー氏は、トップマイスターであり、伝統の「インド文様」に新風を吹き込むなど現代的な絵付で活躍しています。実演会では異彩を放つ独特の「インド文様」の絵付技術を披露しました。





▲アネット・ゲルナー氏
プロフィール

アネット・ゲルナー氏

Anett Gerner

1964年生まれ。1980年から1984年までマイセン磁器製作所養成学校で学び、卒業後インド文様*の部門に配属されました。伝統的な絵柄だけでなく、1996年からは現代的な絵付も行うようになり、現在では独自のインド文様を創作しています。
(*17世紀にオランダ東インド会社を介して海を渡った東洋の焼物の柄をマイセンでは「インド文様」と称しています。)


- ゲルナーさんは、インド文様の絵付を長年描いてこられました。今回、日本のために創作された作品は、今までのインド文様とは違った新しさが感じられます。作品についてお話しいただけますか。

アネット・ゲルナー氏(以下G・A):おっしゃるとおり、私は新しいものを作ろうと思ったのです。まず、これまでのインド文様とは違って色数を少なくしようと思い、私の大好きな色、黒とピンクとプラチナの3色で蓋付花瓶を作りました。今日の私の服と合っているでしょう(笑)。 私はフェミニンで可愛いものが好きなんです。それで、ピンクに水色の蝶々を飛ばした蓋付の小瓶もつくりました。 それから日本をイメージして創作したのが、着物を着た女性のシルエットを黒で描き、和傘を配した花瓶です。立体的に装飾したトカゲはこの女性を見守っているんです。 雪の結晶を描いた黒の茶器セットも、日本には小さくてかわいらしい食器が多いので、それに合うようにつくりました。 最後に、日本を思い浮かべてアイディアがひらめいたのが、「日出ずる国、日本」。そこで赤とオレンジと黄色のコンビネーションで、つまり喜びの色でお皿と花瓶をつくりました。


花瓶「インドの花」
 アネット・ゲルナー デザイン 
日本オリジナル作品 ユニカート作品 高さ:約24cm


トカゲの花瓶 アネット・ゲルナー デザイン
 日本オリジナル作品 高さ:約24cm


茶器セット アネット・ゲルナー デザイン
 日本オリジナル作品 ポット高さ:約11cm カップ径:約8cm


- 一番好きな絵付、絵柄は何ですか。それはなぜですか。

G・A:インド文様の絵付です。アラビアンナイトや他の現代的な絵付もしましたが、私が最初に習い、一番長く描いてきたのがインド文様だからです。インド文様のグラフィックな技法は几帳面な私に向いていると思いますし、私はシンメトリカルな(均等な)ものが、性格的に好きなんですね(笑)。




- これから描きたいものは、何ですか。

G・A:自由な発想で、現代的なものをつくっていきたいと思います。

- 初めて日本に来られて、日本の印象は?

G・A:日本人はとても礼儀正しく、互いに相手を尊重し、思いやりがあります。それが素晴らしいと思いましたね。そして、私は今まで国内外で何度も絵付の実演をしてきましたが、これほど熱心に実演を見てくれたところはありませんでした。日本人は、マイセン磁器にとても関心をもってくれている。それが何より嬉しかったです。




- 最後に、日本のマイセンファンにメッセージを一言お願いします。。

G・A:日本の方は、磁器を愛し、手描きという手仕事に対して多大な敬意を払ってくれています。これからもマイセン磁器への愛をずっとずっと持ち続けてくださいね! 最後にこの場をお借りして、日本で作品を発表し、実演をさせていただけたことに心から感謝し、お礼を申し上げたいと思います。



*「インド文様」については、こちらもご参照ください。
MEISSENメモ(75):絵付「インド文様」のご紹介
https://www.gk-japan.com/blog/?p=13095
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