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マイセン イヤードール「麦わら帽子を持つ少女」

Mädchen mit zwei Katzen, Jahresfigur 2015

マイセン 新作コレクション イヤードール 「麦わら帽子を持つ少女」2015年

マイセン 新作コレクション イヤードール 「麦わら帽子を持つ少女」2015年

2014年にマイセンから新しい「イヤーコレクション」が登場しました。
マイセンの作品の中でもコレクションアイテムとして人気の高い人形(フィギュリン)を1年に一作づつ発表していく「イヤードールコレクション」。
2作目の作品は「麦わら帽子を持つ少女」。
20世紀初頭に登場した人気シリーズ「ヘンチェルの子供たち」の精神を受け継いだアルフレッド・ケーニッヒ(Alfred König/1871~1940年)が「子供シリーズ」として制作したものの復刻版となります。

やさしい表情と仕草が魅力的です。コレクションにも贈物にもおすすめです。

マイセンの人形制作
作品の原料、硬質磁器の製造に不可欠なカオリンを、マイセンでは、近くの自社鉱山で採掘しています。世界最小の「鉱山」と呼ばれるザイリッツ。
ここでマイセン磁器に白さと硬さを与えるカオリンが、人手で掘り出されています。
カオリン、石英、長石という原料のうち、カオリンは65%という非常に高い割合を占めていることが、マイセン磁器の特徴になっています。 これらを泥状にし、水分をある程度抜いて「磁土」を作ります。

▲原料:カオリン

マイセン初期の天才造形家、ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーは、自身が生み出した優れた作品が後世においても作り続けられるよう、石膏で「型」をとることを考案しました。磁土でまず形づくり、それをパーツごとに切り分けて、そこから石膏型を起こすのです。
マイセンには、戦禍を逃れた23万種類以上の作品の型(原型)が保管されており、それらを母型として作る作業型から、現在でも昔と同じ手法でさまざまなフォームの作品が生まれています。

▲型からパーツの取り出し(作業イメージ)

パーツごとに作られ、磁土で貼り付け一体となった人形は、素焼き、施釉(うわぐすりをかけること)、本焼成を経て、人形絵付部門に回されます。
ここで歴史に忠実に、ひとつひとつ絵付され仕上げの焼成を行ないます。
このようにマイセンの人形をはじめとした全ての作品、インテリア、カップ&ソーサーなどのテーブルウェアまで、現在でも手作業でドイツ・マイセンで制作をされています。

▲絵付作業(作業イメージ)

ヘンチェルの子供シリーズ

20世紀初頭、そのたぐいまれな手法で子供の世界を磁器に表わした、ユリウス・コンラート・ヘンチェル(Julius Conrad Hentschel/1872-1907年)。 当時すでに200年の伝統を持ち、クラシックな磁器を作り続けていたマイセン磁器製作所に、文字どおり若々しい新風を吹き込みました。ヘンチェルは、子供のあらゆる姿、表情、しぐさのひとつひとつを生き生きと的確にとらえ、彼の独自のスタイルを確立しました。


造形家 アルフレッド・ケーニッヒ(Alfred König) が活躍した時代

イヤードール 「麦わら帽子を持つ少女」を造った、アルフレッド・ケーニッヒ(Alfred König/1871~1940年)はアール・ヌーヴォー時代の代表的造形家で、1897年からマイセンで活躍を始めました。
彼が活躍した19世紀末から20世紀の初頭は、ドイツでは「ユーゲントシュティール(Jugendstil)」と呼ばれる新しい装飾美術様式「アール・ヌーヴォー」の時代。
ヨーロッパを中心に開花した芸術運動、芸術様式です。さまざまな表現方法が誕生し、植物のモチーフを多用した曲線的装飾、機能性や合理性と対極にある唯美的な傾向が見られます。
この頃のマイセンの人形や動物像にもアール・ヌーヴォーの影響が色濃く見られる作品が残っています。

ユーゲントシュティール(アール・ヌーヴォー)時代、その時代を表現した作品

ケーニッヒは、今回復刻された「子供シリーズ」の他にも、2013年 世界限定コレクション:人形「傘を持つ夫人」のような当時の大人の女性の姿を映しとった作品も残しています。

2015年イヤードール「麦わら帽子を持つ少女」
マイセン 新作コレクション イヤードール 「麦わら帽子を持つ少女」2015年

2015年イヤードール「麦わら帽子を持つ少女」
品番:73801/900195 サイズ:高さ 約21cm


マイセン、アール・ヌーヴォー期の名作がイヤードールとして復刻されました。
やさしい表情と仕草が魅力的ですが、
身体を少し傾けていることが焼成を極めて難しくしています。
また磁器で服に自然な襞を作るためにも高い技術が必要です。
300年の人形制作のノウハウが結集した作品といえるでしょう。

マイセン磁器の真正を証明する「剣マーク」
マイセン磁器の真正を証明する「剣マーク」。通常はコバルトブルーで描かれますが、作品により色を変えることがあります。
ザクセン選帝侯の紋章からとられたこのマークは、シュヴェルトラーと呼ばれる剣マーク専門の絵付師によって、ひとつひとつ描かれます。
作品に剣マークを描くのは、「シュヴェルター」は「双剣」のことで、描く人のことではなく、剣を描く人は男性なら「シュヴェルトラー」(Schwertler)、女性なら「シュヴェルトリン」(Schwertlerin)と呼ばれます。イヤードールにももちろん描かれています。

▲剣マーク(作業イメージ)


2015年3月中旬より全国のマイセンの取り扱いがある店舗にて販売を開始いたします。
※全国のマイセンの取り扱い店舗は こちら をご覧ください。

  • 「イヤードール」は名前の通り、その年に限定で制作・販売をさせる限定作品となります。数に限りがございますので品切れの場合はご容赦ください。
  • すべて手作りおよび手書きで制作されるため、色・柄・サイズが多少異なる場合がございますので、ご了承ください。
  • お客様の環境により(PC・その他電子端末)写真と実物の色合いは多少異なる場合がございます。